最古級の平仮名

 京都市埋蔵文化財研究所の28日発表によると、平安時代の邸宅跡で発見された土器片から、平仮名が多数記された墨書が確認されたそうです。

 発見されたのは京都市中京区にある平安京跡で、邸宅跡は有力貴族の物であったと見られています。

 平仮名の起源は、主に奈良時代に使われていた借字(しゃくじ)にあると言われています。都が平城京から平安京に遷されて以降、それまで借字の一部だった漢字が次第に草体化され、最後は草書体から独立、平仮名が確立されたとされています。

 平仮名は真言宗の開祖である空海が考案した、という伝承もありましたが、現在では「俗説に過ぎない」と言うのが定説になっています。

 その平仮名、成立はこれまで10世紀頃と言われていましたが、今回の発見はそれを一気に1世紀遡る大発見と言う事になります。ちなみに書かれている文字列の多くは意味が不明ですが、「ひとにくしとお□はれ」と読める部分があり、これは「うっとうしくもあるが、かわいらしい」というような意味らしいです。