桝添知事、外部の専門家に調査依頼へ

 政治資金の私的流用が疑われている東京との舛添要一知事は20日、都庁で開かれた定例会見で一連の疑惑について語りました。

 桝添知事は会見の席上「ご迷惑、ご心配をかけた」と謝罪し、疑惑については「第三者の政治資金規正法に詳しい複数の弁護士に調査を依頼し、早急に調査結果を公表したい」としました。

 また辞任については、「今のところは全身全霊を傾けて仕事し、都民のために信頼を回復したいその一念です」と辞任の意思がないことを強調しました。

 桝添知事の三つの政治団体が2012から2014年、「資料代」名目で画廊や古物・古美術商に総額約160万円を支出していること。ネットオークションでも美術品を落札していたことなど、記者から質問が飛びましたが、桝添知事は一貫して「第三者の弁護士に公正、厳正に調査してもらう」と繰り返し、約2時間続いた会見の中で直接疑問には答えませんでした。

 しかし、第三者が誰なのか、どうやって選定するのか、いつ調査を開始していつ報告するのかは全くの未定です。これで納得する有権者がいるとは思えません。

マングースが鹿児島で繁殖?

 鹿児島県は16日、マングースが本土で繁殖している可能性があることを前提に、生息状況を調査する方針を決めました。

マングースは本来西アジアから東南アジアにかけて分布する雑食性の哺乳類ですが、1910年に人工的に導入されて以来沖縄と奄美大島に生息し、日本で最も深刻な生態系被害をもたらしている外来種として知られています。

 猛毒を持つハブを退治するための天敵にしたいという思惑だったのですが、実はマングースは昼行性で、夜行性のハブとはそもそも出会わないことが後に判明します。それ以前に、マングースは雑食性であり、蛇を主食としている動物でもありません。調査の結果オキナワキノボリトカゲやヤンバルクイナ、アマミトゲネズミ、アマミノクロウサギ等の希少な固有種を捕食していることが判り、有害な外来生物に指定されることになりました。

 これが本土で繁殖しているとなると、かなり厄介です。駆除には相当な予算が必要でしょうし、それでも根絶は難しいでしょう。つまり、毎年駆除のために予算を計上しなければならない事態になりかねない、と言う事です。

ゲノム操作でブタの筋肉倍増

 明治大学や広島大学などの研究チームの発表によると、ゲノム編集によって筋肉量が増えたブタを作り出すことに成功したそうです。

 ゲノム編集は遺伝子を効率よく改変する技術で、食肉や作物の品質を改良する新技術として注目されています。

 研究チームは、ゲノム編集によって筋肉の成長を抑制する働きを持つ遺伝子の働きを止めた核をブタの卵子に移植。この卵子を、2匹のブタの子宮に移植して生まれてきた4匹の子豚の中で、筋肉の細胞の数が約2倍に増えた子豚が1匹いたと言うことです。この子豚、肉になる部分の筋肉が1・4~1・7倍の重さになっていたそうです。

 筋肉量、つまり赤身の部分が多い豚が誕生したのです。今後発生するであろう食糧問題の解決策、その一つになりそうですし、1匹の豚からより多くの肉がとれればコストダウンにもなるでしょう。後の問題は味と、そして安全性でしょうか。

 10年後には、ゲノム編集で赤身が増えた牛や豚が、あるいは巨大化した鶏の肉が安い値段で店頭に並んでいるかもしれません。