鴻海によるシャープ買収、中国当局が承認

 台湾の鴻海精密工業が11日に発表した声明によると、同社によるシャープの買収を中国の独占禁止法当局が承認したそうです。

 シャープは2016年4~6月期連結決算で274億円の当期損失を計上。6月末時点での債務超過額は750億円と、3月末時点より400億円以上膨らんでいましたが、8月に入っても鴻海からの出資が実行されず経営再建は停滞していました。

 鴻海はかねてからシャープを手に入れるべく動き、やっと3888億円を出資して議決権の66%を握って子会社化することで合意。しかし、折角手に入れたはずのシャープに、なぜ出資が遅れているのか?。その最大の理由は中国当局の承認が下りないことでした。

 シャープは勿論、鴻海としてもきがきではなかったでしょう。承認が下りない間にも、刻一刻とシャープの財務状態は悪化していましたから。

 鴻海は、規制上の見直しについて全て終了したとの声明を出し、「合意に基づき、できるだけ早期に手続きを完了できるよう対応する」と述べています。