第2回将棋電王戦、コンピュータの勝利

 プロ棋士と将棋ソフトが5対5の団体戦で戦う「第2回将棋電王戦」は、ソフト側が2勝1敗1分けと勝ち越しに王手を掛けて行われた最終の第5局、「GPS将棋」対三浦弘行八段(39)が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われました。結果は102手までで「GPS将棋」が勝利。これで通算3勝1敗1分けとなり、コンピューター側が勝ち越しを決めました。

 第2回将棋電王戦で使われる5種類の将棋ソフトは、「第22回世界コンピュータ将棋選手権」において、何れも成績が上位だったソフト。これに現役プロ棋士5人がそれぞれ対局する団体戦で、先に3勝した側が勝者となります。結果は以下の通り。

 第1局 ○阿部光瑠 四段 vs ×習甦
 第2局 ×佐藤慎一 四段 vs ○Ponanza
 第3局 ×船江恒平 五段 vs ○ツツカナ
 第4局 △塚田泰明 九段 vs △Puella α
 第5局 ×三浦弘行 八段 vs ○GPS将棋

 第5局に登場した三浦八段は竜王戦では最上位の1組、名人戦の予選である順位戦でもA級に在籍するトップ棋士の一人でしたが、対するGPS将棋も東京大学の研究者ら有志が開発したソフトで、第22回世界コンピュータ将棋選手権で1位を獲得した実績を持ち、今回の対局には670台以上のパソコンで構成したシステムで、1秒の間に約2億7000万もの局面を読む性能を持っていました。

 結果について日本将棋連盟の会長である谷川浩司氏は「精神力の重要性を教えられた」と言う内容のコメントをしていますが、何しろコンピューターには感情がありませんし疲労も感じませんから。