特需にわく空気清浄機

 国内の大手電機メーカーが巨額の赤字を計上する中、空気中に浮遊するハウスダストなどの粉塵やホコリ、タバコの煙、花粉、臭気を取り除く空気清浄機の販売が国内外で好調です。

 中国の都市部では、スモッグで景色がかすむほど深刻な大気汚染が社会問題になっており、目や呼吸器への健康被害も増えています。しかも、汚染は中国だけにとどまりません。汚染物質や黄砂が気流に乗って日本に飛来していることがマスコミ各社の報道などでも盛んに取り上げられ、空気清浄機への消費者の関心が高まっています。特にPM2.5については危機意識を持つ消費者が多いようで、家電量販店では一部メーカー商品の入荷待ちも出るほどだそうです。

 日本電機工業会まとめによれば、2012年度の国内における空気清浄機の販売台数は前年度比18.1%増の298万6000台と4年連続で増加。空気清浄機メーカー大手3社のダイキン工業、パナソニック、シャープとも前年度比1.5倍から2倍強で販売が増えているそうです。