パナソニック、液晶生産から撤退

 パナソニックが、赤字が続いていたテレビ用の大型液晶パネル生産から撤退する方針を固めたそうです。

 同社の姫路工場(兵庫県姫路市)で行っていた生産は9月末を目処に停止すると言う事です。

 姫路工場は2010年4月から稼働していますが、2012年3月期には765億円の営業赤字を計上するなど赤字続きで、パナソニックの経営の足を引っ張っていました。

 国内の液晶メーカーは、ソニー、東芝、日立の液晶部門が合併したジャパンディスプレイがありますが、扱うのはノートPCやスマートフォン向けの中小型液晶で、テレビ用の大型液晶パネルは生産していません。パナソニックが撤退したことで、テレビに使う大型液晶パネルを生産する国内企業はシャープのみとなりました。とは言っても、そのシャープ、先日台湾の鴻海精密工業に買収されたばかり。そう言う意味では、国内メーカーでは、大型液晶パネル生産を行っていた最後のメーカーが撤退した、と言えます。

 姫路工場には1000人の従業員がいますが、そのうち数百人は国内のほかの工場に配置転換する予定だと言うことです。

PSPの出荷完了を発表

 ソニー・コンピュータエンタテインメント・ジャパン・アジア(SCEJA)の発表によると、2014年6月で同社の携帯ゲーム機PSP(プレイステーション・ポータブル)の日本国内向けの出荷を完了するそうです。

 PSPは既に今年4月、ピアノ・ブラック以外のモデルは出荷が完了していましたが、今回の決定で全てのPSPが出荷を終了する事になります。また、出荷完了の決定を受けて、6月3日の13時からソニーの公式ストアでは、PSPを下取りに出した人に、PS Vitaを最大3000円値引き(学生の場合は4000円値引き)する買い物券を配布する、PS Vitaへの乗換キャンペーンを実施しています。

 PSPは今から10年前の2014年12月12日、据置型のプレイステーション発売10周年を記念して。そして、任天堂のニンテンドーDSへの対抗機種として発売されました。

 「モンスターハンター ポータブル」が大ヒットした2007年頃から売り上げ急速に伸び、2011年に累計7000万台を突破。しかし、海外ではスマートフォンのゲームに押され、携帯型ゲーム機用のソフト市場におけるシェアは10%程度と苦戦しました。

特需にわく空気清浄機

 国内の大手電機メーカーが巨額の赤字を計上する中、空気中に浮遊するハウスダストなどの粉塵やホコリ、タバコの煙、花粉、臭気を取り除く空気清浄機の販売が国内外で好調です。

 中国の都市部では、スモッグで景色がかすむほど深刻な大気汚染が社会問題になっており、目や呼吸器への健康被害も増えています。しかも、汚染は中国だけにとどまりません。汚染物質や黄砂が気流に乗って日本に飛来していることがマスコミ各社の報道などでも盛んに取り上げられ、空気清浄機への消費者の関心が高まっています。特にPM2.5については危機意識を持つ消費者が多いようで、家電量販店では一部メーカー商品の入荷待ちも出るほどだそうです。

 日本電機工業会まとめによれば、2012年度の国内における空気清浄機の販売台数は前年度比18.1%増の298万6000台と4年連続で増加。空気清浄機メーカー大手3社のダイキン工業、パナソニック、シャープとも前年度比1.5倍から2倍強で販売が増えているそうです。